チャリティーオークション2018レポート|誰もが活躍できる社会になるように

児童養護施設の就労問題を解決したい。

そんな想いからFUMIKODAは、特定非営利活動法人BLUE FOR JAPANと協力し、2017年に児童養護施設の支援のための第1回のチャリティーオークションを開催。施設の子どもたちをITキャンプに参加させることができました。
そして沢山の皆様からの支援のおかげで、昨年は第2回目のイベントを開催することができました。

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こんにちは、今回のチャリティーオークションで総合ディレクターを務めたFUMIKODAの白井愛奈です。
2018年11月26日に渋谷のラグジュアリーなダイニングスペースLIVING ROOM CAFE & DININGで、「チャリティーオークション2018」を開催いたしました。

当日のチャリティーオークションには、児童養護施設の子どもたちの就労支援活動に賛同してくださった多くの方々にご参加いただきました。

ウェルカムドリンクは前回に引き続き、Duval-Leroy(デュヴァル=ルロワ)のシャンパーニュ。この度もDuval-Leroyのアンバサダーを務めるアンソニー・ドゥヴィッレご夫妻が駆けつけてくださり、乾杯の音頭を取ってくださいました。

チャリティーオークション2018レポート FUMIKODA
アンソニー・ドゥヴィッレご夫妻

まずは、BLUE FOR JAPANの理事を務めるFUMIKODAのクリエイティブディレクター幸田フミからご挨拶と共に、チャリティーオークション開催の趣旨や、BLUE FOR JAPANの活動について紹介しました。

日本における児童養護施設の就労問題は、慢性化していてあまりスポットが当てられていませんが、現在日本では約3万人の子どもたちが児童養護施設に入所しています。その約7割は虐待を受けた児童たちで、心に傷を抱えている彼らは決してコミュニケーションが得意とは言えません。

けれども18歳になると施設を出て、家族のサポートがないままひとりで社会人として生きていかなければならないため、恵まれない就職をすることが多い現実があり、社会に出てからも職場や社会になかなか馴染めず離職してしまう子どもたちが多くいます。
安定した再就職先を見つけるのが難しい中、施設のサポートがなくなってしまった彼らは住む場所を失ってしまったりします。

チャリティーオークション2018レポート FUMIKODA

児童養護施設が抱えるそんな問題を少しでも解決に導くために、FUMIKODAとBLUE FOR JAPANは「LifeisTech!」が運営するITキャンプに子どもたちを参加させ、そこで身につけたプログラミングスキルを就労に役立ててほしいという願いから、ITキャンプの参加費用を捻出するための寄付を募るためのチャリティーオークションを開催しています。

児童養護施設出身の皆様からの熱いご支援

児童養護施設出身で、現在タレントとしてもご活躍されている松尾知枝さんには、この度もチャリティーオークションに出品者としてご協力いただきました。

「児童養護施設出身の子どもたちの多くは、コミニュケーションがうまくとれないことが就労の時に最大の問題となっています。子どもたちがITスキルという武器を身につけることができれば、それは大きな強みになり、コミュニケーションの問題をカバーできると思います。」
と、改めてITスキルを身につけることの重要性を会場の皆様に伝えていただきました。

チャリティーオークション2018レポート FUMIKODA
松尾知枝さん

施設出身モデルとして活躍中の田中麗華さんは、「子どもたちが必要としているものは、実は物資ではなく、自分たちの現状を理解してくれる大人に出会えること。そして仕事の選択肢の幅を広げること。」と、子どもたちにとって本当に必要なことを当事者としての立場で語ってくださいました。

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田中麗華さん(左から2番目)、松尾知枝さん(左から3番目)とBLUE FOR JAPANのメンバー

おふたりの話しからも、仕事をしながらスキルアップができる環境はとても重要であり、それが可能なIT業界は子どもたちの就業先として最適だということを改めて感じました。
会場は、登壇してくださったおふたりの力強い言葉に心打たれた参加者の大きな拍手で包まれていました。

ご支援いただいた皆様

第1回に続き、この度も多くの企業様や団体が私達の支援活動にご賛同くださいました。そして、多くの女性経営者や著名な皆様から商品をご提供いただきました。

チャリティーオークション2018レポート FUMIKODA

チャリティーオークション出品者・企業(順不同・敬称略)

  • 一青窈(歌手)>>
  • とよた真帆(女優)>>
  • 小池栄子(女優)>>
  • スプツニ子!(現代アーティスト)>>
  • 高橋ゆき(株式会社ベアーズ 取締役副社長)>>
  • 小川彰子(ファッションデザイナー)>>
  • 松尾知枝(株式会社インプレシャス 代表取締役)>>
  • 今田素子(株式会社インフォバーン代表取締役CEO)>>
  • あおい有紀(フリーアナウンサー・和酒コーディネーター >>
  • 西川有加子(昭和西川株式会社 常務取締役)>>
  • 林民子さん(NPOソーシャルコンシェルジュ 代表)>>
  • 山田メユミ(株式会社アイスタイル 取締役CQO)>>
  • 渡瀬ひろみ(株式会社アーレア 代表取締役)>>
  • 石渡美奈(ホッピービバレッジ株式会社 代表取締役社長)>>
  • 伊藤仁美(着物家)>>
  • 一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル >>
  • ル・ショコラ・アラン・デュカス >>
  • 美容室 Ash >>
  • Plan・Do・See >>
  • Mellia >>
  • フェニックスアートクリニック >>
  • 株式会社チェリオコーポレーション >>
  • シャンパーニュ:デュヴァル=ルロワ / 輸入元:アイコニック ワイン・ジャパン 株式会社 >>
  • ジョイパックレジャー株式会社(ワンダーテーブル)>>
  • LA BONNE TABLE >>
  • 満月(イラストレーター、ゲームグラフィックデザイナー)>>
  • ハリウッド化粧品 >>
  • FUMIKODA >>
とよた真帆さんが出品してくださったトリーバーチのワンピース

FUMIKODAからは昨年に引き続き、富山県の伝統工芸「高岡銅器」をアクセントに使ったホワイトカラーのクラッチバッグ「IKULA」を出品いたしました。

チャリティーオークション2018レポート FUMIKODA
高岡の伝統工芸士、折井宏司さん


当日会場には、ファッションデザイナーの小川彰子さん、フリーアナウンサーのあおい有紀さんなど出品者の方々や、高岡銅器の伝統工芸士の折井宏司さんが駆けつけてくださいました。

チャリティーオークション2018レポート FUMIKODA
あおい有紀さん

チャリティーオークション2018レポート FUMIKODALife is Tech!代表の水野雄介さん

チャリティーオークション2018レポート FUMIKODAチャリティーオークションに参加していただいた皆様

チャリティーオークション2018レポート FUMIKODA

今後の支援のために

この度はラッフル抽選会の開催や、オンラインで寄付を募ったりと試行錯誤し、昨年よりも多くの収益を寄付できるようスタッフ一丸となって挑んだ結果、本当に素敵なチャリティーオークションとなりました。
また、多くの皆様にご賛同・ご協力をいただき、主催者一同心より感謝しております。

子どもたちに必要なのは、「自信」と「スキル」です。
ITスキルを身につけられるような環境作りをすることで、子どもたちの「夢」や「希望」は無限に広がります。

スキルを身につけることで子どもたちの未来の選択肢は大きく広がるということを、世の中の多くの人たちに知ってほしいですし、子どもたちには多くの大人たちが味方であるということを伝えていきたいです。

育った環境に関わらず誰もが活躍できる社会になることを願い、これからもFUMIKODAは児童養護施設の子供たちの支援をしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

FUMIKODA 白井愛奈