2025年のFUMIKODA。:FUMITALK
あけましておめでとうございます。
今年、国連でSDGsが採択されてからちょうど10年の節目を迎えます。
「エシカル」という概念がまだ広く理解されていなかった2016年にFUMIKODAを創業して以来、私たちは「使っていて本当に心地よいものを作りたい」という思いを胸にものづくりに挑戦してまいりました。今ではこの言葉が少しずつ社会に定着し、多くの方々に共感していただける時代になったことを嬉しく感じています。
昨年、FUMIKODAは国内で回収された廃棄漁網が原料のリサイクル生地を使用して、新しいアイテムをプロデュースしました。カジュアルな印象のリサイクルナイロンをビジネスシーンで使いやすい洗練されたデザインに仕上げるという挑戦は私たちにとって大きな一歩でしたが、発売後多くのお客様やメディアに共感と支持をいただけたことに深く感謝しております。
また、ものづくりを通じて循環型社会の実現に少しでも貢献できる可能性を感じた1年でもありました。
環境への配慮や利他的な意識が高まり、技術革新が進むことで、ものづくりを通じた社会課題の解決がますます現実的になってきています。この先も作り手と使い手の双方が心地よさを感じられる製品を通じて、地球にやさしい未来を描いていきたいと思っています。
2025年もFUMIKODAをどうぞよろしくお願いいたします。
FUMIKODA クリエイティブディレクター
幸田フミ