幸田フミのアパレル&IT業界、それぞれの「あるある」。:FUMITALK

こんにちは、幸田フミです。

今月から西武渋谷店でFUMIKODAの常設販売が始まりました
一部商品ではありますが、FUMIKODAのバッグや小物をいつでも見に来ていただくことができる売場ができて嬉しい限りです。

デビューから1年あまり。ブランドとしては少しずつ成長してきたものの、アパレル業界ではまだまだ慣れないことだらけです。

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Q. 百貨店の売場で困った事はありますか?

百貨店のバックヤードはまるで巨大迷路のようになっていて、売場までたどり着くのにひと苦労しています。

大きな百貨店の場合、従業員入口から売場までエレベーターを乗り換えたり、館を横断したりしながら商品ストックの間をつき進んでゆくのですが、どこを歩いていてもだいたい同じ風景なのです。

普段頼りにしているスマホのGPS機能も役に立ちません。バックヤードで遭難しそうになりながら、ようやく売場に通じる従業員扉から漏れる光が見えた時には、人知れず涙ぐんでいたりします。


Q.アパレル業界特有の単語には、どんなものがありますか?

売場でよく使われるアパレル用語がいくつかあります。とくに茶目っ気のある単語が気に入っています。

1.あんこ
用法:「あんこ入れておいて。」
形が潰れないようバッグの中に詰められている薄紙のカタマリのことを「あんこ」と呼びます。語源はやっぱりお饅頭の中の「餡(あんこ)」なのでしょうか?

2.えのき
用法:「えのきもってる?」
商品にプライスタグをぶら下げるための紐のことです。
言われてみれば、先端に三角形のストッパーがついた細長い形状は「えのき」そのもの。ちなみに「もやし」と呼ばれることもあるようです。

3.やかた
用法:「いつもどのやかたで洋服買うの?」
館(やかた)=百貨店やショッピングモールなど、ショップが入っているビルのことです。


他にも、お得意様や既存客を「お客様」ではなく「顧客様」と読んだり、ダンボールのことを「パッキン」と言ったりするのも新鮮でした。


Q. IT業界で頻繁に使う単語はありますか?

「アグリーだけどルーチンにするんならエビデンスとって、彼のアサインにコミットもらっておいて」

IT業界ではカタカナ言葉が横行していますが、使いすぎるとルー大柴さんのようにコミカルになってしまうので要注意です。笑

例えば私が打ち合わせでよく使う単語は次のとおりです。

1.アジェンダ
用法:「アジェンダ共有しておいて」
会議の議題一覧をアジェンダと呼びます。
ウェブコンサルティングの仕事では打ち合わせで必ず使っていたので、FUMIKODAの社内でも会議の出席者には事前にアジェンダを共有するようにしています。

2.スクラッチ
「スクラッチで作るしかないね」
サイトやシステムをゼロからオリジナルで構築することです。
昔はECサイトのシステムを数千万円かけてスクラッチで開発するしかありませんでしたが、今ではテンプレートを使って低料金で運用できるようになりました

3.ローカル
「ローカルに保存しておいて」
地方という意味ではなく、パソコン上のハードドライブのことです。データを共有するにはクラウドが便利ですが、大事なデータのバックアップはローカルに保存しておきたいところです。

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今日から始まる渋谷西武でのポップアップにも、相変わらずパソコンを抱えて出勤しています。
もし売場で見かけたら、声をかけてくださいね。

FUMIKODA クリエイティブディレクター
幸田フミ