第八話 サスティナブルものづくりに込めた想い
本記事では、FUMIKODAが取り組む「サステナブルなものづくり」に込めた想いを、クリエイティブディレクター 幸田フミへのインタビュー形式でお伝えします。
Q. FUMIKODAが使うサステナブルな素材は、どのような採用基準で選んでいますか?
素材を選ぶ基準は、第一に「美しいかどうか」です。持っていただく方をより美しく引き立てられるような、エレガントな質感を大事にしています。
第二に、安心して日常使いできる耐久性や、メンテナンスのしやすさを重視しています。FUMIKODAのバッグはお仕事シーンのバディとして、時には戦場と思えるようなシーンでも常に寄り添ってくれる存在であってほしいので。サステナブルなだけではなく、「これなら安心して持っていただける」と太鼓判を押せる素材を選んでいます。
Q. 試作段階でお蔵入りになったものも、あるのですか?
はい、製品化できなかったアイテムはたくさんあります。アイデアは常に湧いてきますが、実際に製品化して皆さまにお届けできるもののほうが少ないかもしれません。でも、納得できなくて過去にお蔵入りになったものも、いずれアイデアが閃いて製品化できる時が来るかもしれません。
Q. サステナブルな製品への、お客様からの反響はいかがですか?
おかげさまで、とても好意的に受け止めていただいています。嬉しいのは、多くのお客様が、自ら「このバッグ、アップサイクルの素材を使っているんだよ。素敵でしょ!」と、周囲にアピールしてくださっていること。
そんな風にFUMIKODAのお客様を起点に「サステナブル=素敵」という価値観が広がることに、作り手として喜びを感じています。
Q. サステナブルな新素材で力を入れている商品について、教えてください。
ブイ(海上で使用されている漁業フロート)のアップサイクル素材や漁網をリサイクルした素材を使ったバッグです。役目を終えた後の廃棄には様々な問題があり、海に捨てられた場合、海洋プラスチック問題につながってしまうからです。この問題を見過ごせないと考えた多くの専門家の方々と協業して製品化を実現しました。
Q. 志を同じくする方々との協業で実現したプロジェクトなのですね。
そうです。海洋ごみの回収業者、素材加工業者など、数々の専門業者の方々の尽力を経て出来上がった素材を、FUMIKODAが最終形に仕上げました。プロジェクトに関わった全員の想いを背負い、自信を持って世の中にお披露目できるバッグになったと自負しています。
Q. サステナブルなものづくりを追求する上で、大切にしていることは何ですか?
いい具合の「バランス」です。想いだけが先走ると、自己満足になりかねません。例えば、高い純度のアップサイクルを求め過ぎた結果、作業工程で多くのCO2を排出してしまったら本末転倒ですし、コストがかかり過ぎても、関係各所に迷惑をかけてしまいます。できるだけ偏りがないようにバランスを取ることを、常に意識しています。
(第九話に続きます)
















































