第六話 形になった理想。叶えたい未来(後編)
本記事では、時代とともに変化し続けるブランドのあり方や、妥協のないものづくりへの想い、そしてこれから目指す未来について、クリエイティブディレクター 幸田フミへのインタビュー形式でご紹介します。
Q. ブランドの今後の課題を教えてください。
時代と共に、求められるものは常に変わり続けています。10年後も20年後も「使いやすい」「持ち続けたい」と思ってもらうために、ブランドも成長し続けていく必要があります。職人の手が生み出す"伝統"の価値を活かしながら、"今"をどう取り入れていくか。それが課題です。柔軟に、かつ軸は決してぶらさずに。その時代その時代で、愛され、求められるものを生み出していきます。
Q. めまぐるしく変わる時代の中で、何を基準にものづくりをしていますか?
時代に媚びる必要はありませんが、自分の感性を時代に合わせてアップデートすることは大事。例えば、自分とは関係がないと思うような記事でも新聞を読むなどして、世の中と呼吸を合わせています。その上で最終的には、やはり自分の感性を信じます。「私自身が本当に気持ちよく使えるのか?」それを自分に深く問いかけます。
Q. 妥協しないものづくりへの原動力は、どこから来るのですか?
それが誰かの幸せにつながるからです。デザイナーは「生活を豊かにし、人を幸せにする仕事」だと信じています。例えばフォークの形は独特ですが、「こういうものがあったらパスタが食べやすいよね」と考えたデザイナーがいたから、生まれたはずですよね。そのように、まだ世の中にないものを生み出すことで、未来の人たちをより生きやすく、暮らしやすくしていく。それがFUMIKODAの原点です。
Q. 「人を幸せにする仕事」素晴らしいですね。
本当にそうです。一方で、それは決して"私だけ"の力でできることではありません。多くのプロフェッショナルの皆さんの協力があって、はじめて形になる仕事です。ですから、皆さんの仕事に心からの敬意と正当な対価を払い、一緒に妥協のないものづくりを追求していく。そうして生まれたものを、お客様にお届けできることが何よりの喜びです。
Q. これからの目標を教えてください。
グローバルな方向に歩みを広げていくことです。メイド・イン・ジャパンのFUMIKODAブランドの価値を世界中にお届けし、世界中の人々の人生をより豊かに輝かせていきたいです。
(第七話に続きます)















































