【プレスリリース】バッグブランド【FUMIKODA】国産「マッシュルームレザー」を使用した製品を発売
環境に配慮したものづくりを続けるバッグブランド「FUMIKODA(フミコダ)」を展開する株式会社FUMIKODA(東京都目黒区・代表取締役 幸田フミ)は、キノコの菌糸体を培養して生産される新素材「マッシュルームレザー」を使用した財布・バッグを発表いたします。国産のマッシュルームレザー製品の販売は日本初(※)の取り組みです。
※2023年5月自社調べ。キノコの菌糸体を日本国内で培養して生産された生地を使用した製品として。
FUMIKODA(フミコダ)はITコンサルティング会社を経営している幸田フミが、機能的でデザイン性が高く、できるだけ環境に負荷がかからないビジネスバッグを日本で生産したいという思いで立ち上げたブランドです。
「地球にも、動物にも、ひとにも優しく」をテーマに、環境に負荷がかからない素材を探求する中で、2023年4月には「りんご・竹・貝殻・米」を原材料として使用したバイオマスヴィーガンレザーのアイテムを発表してきました。
▼ FUMIKODAのバイオマスヴィーガンレザーコレクションhttps://fumikoda.jp/pages/biomassleather
この度、石油由来の原料を一切使用せず100%国産のキノコを元にして出来た生地である「マッシュルームレザー」に着目し、国産の「マッシュルームレザー」を開発する株式会社MYCL Japan(長野県小諸市)と連携し製品の発表に至りました。
「マッシュルームレザー」は土壌中での生分解性も備えるため、環境への負荷を大きく軽減する循環型の新素材として期待されています。
世界を見渡すと、キノコは「住」の分野では断熱材として建築業で活躍していたり、「衣」に対しては革新的なヴィーガン素材として注目されています。
今回の国産「マッシュルームレザー」製品化を契機に日本でもキノコの素材としての可能性を広げたいと考えています。
素材開発ストーリー
日本初の国産マッシュルームレザー開発にかける想いについて、素材を開発された株式会社MYCL Japanを取材しました。取材記事を弊社サイト内で公開しています。是非ご覧ください。
▼ キノコ栽培の知恵と経験を活かして作る日本初のマッシュルームレザーhttps://fumikoda.jp/blogs/journal/230509-biomass-material
「マッシュルームレザーMYCL」を使ったコンパクト財布「IVY」(アイビー)
薄く培養して重ねていくキノコの菌糸体がそのまま生地になっており、他の原材料などを混ぜ合わせていません。キノコの香りもほんのり感じられ、色や質感は生地によって違うワイルドな仕上がり。製品それぞれが世界で1点の作品です。
名刺入れより横幅が小さくコンパクトなデザインですが、紙幣・小銭・カードの収納力もあります。また、本アイテムはダイバーシティデザインです。FUMIKODAでは、人種、性別、年齢、職業、体形などに囚われず、すべての人がどんな時でも自分らしく、心地よくいられることを目指したアイテムを開発しています。
素材:マッシュルームレザーMYCL
カラー:ナチュラル
サイズ:W9.5cm(広げたサイズ19.5cm)x D3.5cm x H7cm
最大容量:紙幣8枚、コイン16枚、カード6枚
生産国:日本
価格:¥59,000
※中目黒のFUMIKODA SHOPにて展示販売(受注生産)
「マッシュルームレザーMYCL」を使ったミニトート「GINAbaby」
ミニサイズながら、ちょっとしたお出かけに必要な長財布・スマートフォン・カードケースがすっぽり収まります。ショルダー用チェーンストラップが付いているので斜めがけもできます。
外装はすべてマッシュルームレザーMYCLを使用しており、1点1点違った仕上がりです。内装にはコットンを使用しており、バッグに使用される素材全てにおいてサスティナビリティにこだわりました。
全面のバーに使用されているべっ甲調のアクセサリーは、コットンセルロースという、綿花(コットン)と高純度パルプから作られた植物繊維で出来ています。
鯖江の眼鏡工房で職人の手によってひとつずつ磨かれてたコットンセルロースは、水に濡れたような艶と透き通るような透明感を生み出しています。
素材、パーツ、縫製のすべてが「メイド・イン・ジャパン」。国内の工房で、職人によって丁寧に縫製されています。
素材:【外装】マッシュルームレザーMYCL、【内装】コットン、【アクセサリーバー】コットンセルロース
カラー:ナチュラル
サイズ:W20cm x D11.5cm x H16cm (持ち手含む26.5cm)付属チェーン102cm
生産国:日本
価格:¥128,000
※中目黒のFUMIKODA SHOPにて展示販売(受注生産)
マッシュルームレザーMYCLを使用したコンパクト財布「IVY」とミニトート「GINAbaby」は中目黒のFUMIKODA SHOPでサンプルをご覧いただけます。
素材の質感などお手にとって確かめていただけますので、気軽にお立ち寄りください。
<FUMIKODA SHOP>
中目黒直営店
東京都目黒区青葉台1-16-7 朝日橋ビル3F
東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒駅」から徒歩6分
株式会社MYCL Japanについて
キノコ栽培コンサルティング会社である株式会社SALAI International Japan、キノコ種菌の開発販売を行う株式会社千曲化成、キノコ用栽培袋・装置の製造販売を行う株式会社サカト産業、シンガポールでマッシュルームレザー製造の特許を持つMycotech Labの4社が設立した会社です。
海外ではキノコ栽培の技術が不足していた事から、逆に日本のノウハウを提供できる部分もあり国内で研究・生産を共に行うことになりました。
マッシュルームレザー開発経緯
長野県本社を置き、日本の優れたキノコ栽培技術を海外に広めているコンサルティング会社「株式会社SALAI International Japan」は、キノコ栽培の知識と経験を活かし、新たな事業領域へ挑戦したいという想いを持っていました。
また、長野県はキノコ生産量日本一ですが、年々生産者は減少しています。キノコが食用以外で、新素材としての新たな製品価値を生み出し、需要が拡大する事で新たな信州の特産品を作りたい。という想いからマッシュルームレザーの開発を始めました。
レザー生産工程で出る廃棄物(副産物)は壁面パネルやブロック・オブジェなどに使用することもできるため、更なる環境負荷の低減にも繋がります。
株式会社MYCL Japan代表取締役乾 馨太氏コメント
FUMIKODAに出会ったのは確か2022年中頃、その際に日本の伝統工芸をあしらった先進的なデザインが非常に印象深かったと記憶しています。私自身、日本の価値とは独特な文化・歴史に裏打ちされた他に類を見ない技法であり、表現美であると考えています。私の理念とFUMIKODAの思想がしっかりと共有できたので日本で第一号となる製品化を決定しました。
我々が製造しているマッシュルームレザーは他のものと違い自然見あふれ、力強く、個性的なデザインが特徴です。キノコ(菌=微生物)とは自然界の掃除屋ですが、人間社会と深く結びついた存在です。様々な特性を持っており、例えば発酵食品にとっても不可欠な存在として我々の生活を支えてくれています。人・自然がより共存できる楽しい社会を目指し世界中に存在するその小さな巨人の力を借りて世の中に新しい価値を提供していければと思っています。
FUMIKODAのご紹介
FUMIKODA(フミコダ)は2016年の創業以来、地球環境に配慮したものづくりを続けているメイドインジャパンのバッグブランドです。ITコンサルティング会社を経営している幸田フミが、機能的でデザイン性が高く、できるだけ環境に負荷がかからないビジネスバッグを日本で生産したいという思いで立ち上げました。
生産の際に余った生地をアップサイクルし、障がい者支援施設でアイテムを製作して販売したり、使用済みの自社バッグを回収して学生に寄付する「リユースプロジェクト」を実施したりと、創業以来SDGsに積極的に取り組んでいます。
***