【イベントレポート】FUMIKODA7周年記念「チャリティーオークション2023」
すべてのビジネスシーンでウェルビーイングを提供する。
そんなブランドパーパスのもと、ビジネスパーソンの仕事のツールとしてのバッグ作りに挑戦してきたFUMIKODAは、2023年に創立7周年を迎えました。ブランドを支えてくださった全ての皆様に心より感謝を申し上げます。
FUMIKODA 7周年記念 特設ページ
2023年11月22日、FUMIKODAブランド創立7周年を記念してNPO法人「BLUE FOR JAPAN」と合同でチャリティーイベントを開催しましたのでイベント開催内容をご報告いたします。
今回のオークションを通じて得た収益は、BLUE FOR JAPANを通じて児童養護施設の子供たちがプログラミングを学ぶためのIT教育支援に全額寄付する取り組みです。クリエイティブディレクターの幸田フミは「BLUE FOR JAPAN」の創設メンバーであり理事を務めている事から、この度チャリティーオークションイベントを共催する運びとなりました。
BLUE FOR JAPANは2011年の東日本大震災をきっかけに、福島県の児童養護施設の子ども達を支援するために立ち上げたNPO法人です。現在は東北地方から地域の枠を広げ、多くの児童養護施設との連携やヒアリングを重ねながら子ども達の「未来」を見据えた就労支援やIT教育支援を中心に実施しています。
福島県いわき市出身の土屋多加史氏が三代目代表を務め、発足の原点となった福島地域の施設にも継続して支援を行なっています。イベントの冒頭では土屋氏より団体のあゆみと活動内容についてお話いただきました。
チャリティーオークション2023
出品アイテム
2017年より開催している本チャリティーオークションでは多くの著名人や経営者の皆様に趣旨に賛同いただき、オークション用のアイテムをご出品いただいております。
※ご協賛いただいたアイテム(一部)
今回、FUMIKODAとして伝統工芸「高岡銅器」を使用したクラッチバッグ Special Editionを出品した他、世界でも珍しい長期熟成型ヴィンテージ日本酒や、歌手・一青窈さんのステージ衣装、漫画家・武内直子さんの「美少女戦士セーラームーン」特別イラストなど多数のご協賛をいただきました。
当日はFUMIKODAのお客様をはじめ、多くの経営者や著名人の方にも応援に駆けつけていただき100名以上が集う大変盛況な会となり、オークションとサイトでの寄付アイテム販売の合計収益は¥1,009,783になりました。
児童養護施設が抱える課題
オークション開催前にはトークイベントも実施し、児童養護施設出身で俳優として活躍されている古原靖久さん、美容家でコメンテーターの松尾知枝さん、「一般社団法人たすけあい」代表でForbes JAPANの表紙を飾った田中れいかさんに登壇いただきました。
児童養護施設はその性質上、プライバシーへの配慮からメディアが取り上げにくいという問題もあり実態があまり認知されていないのが現状です。認知をされないと支援も届きません。
そこでトークイベントでは、児童養護施設がどんな場所なのか、どんな問題があるのかを知っていただきたいという思いで、実際に施設で過ごした3人に語っていただきました。
トークの中では
- 孤児が多いと思われるが、実際は親が居て養育不可能になったために預けられているケースが圧倒的に多いこと。
- 児童養護施設の子どものスマートフォンの所持率が低いなど「相対的貧困」が問題になっていること。
などが話題に上がり、参加者の皆様からは「今回のイベントで初めてこうした事実や問題を知った」というお声も多数いただきました。
※「相対的貧困」とは
その国の文化水準、生活水準と比較して困窮した状態を指します。具体的には、世帯の所得がその国の等価可処分所得の中央値の半分に満たない状態のことです。最低限の衣食住を維持できていても、例えばスマートフォンを所持していないなど社会で多くの人が享受している生活を送ることができない事によりさらに孤立を招くなどの問題も存在します。
FUMIKODAの思い
今回のイベントが収益を寄付するだけではなく、児童養護施設の問題を知り、身近に感じていただく事で継続的な支援に繋がるきっかけになればと願っています。
これまで私たちがブランドとして貫いてきたのは、商品を提供するだけではなく、イベントや情報発信を通じて働く方をはじめとした全ての人々をエンカレッジし支えることです。
7年間で社会情勢やビジネス環境は大きく変化しましたが、私達は常にミッションに忠実に向き合い、軸をぶらさずに歩んでまいりました。ご協力いただいている生産パートナー、支持してくださっているお客様に、あらためて感謝申し上げます。
これからも大切にしたい価値観を守りながら進化し続けますので、どうぞこれからも見守っていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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BLUE FOR JAPANについて
2011年、東日本大震災の被害に遭った方々を支援するために立ち上げた団体です。震災後、様々な経歴を持つ有志が被害に遭った方々を支援する目的で活動をスタートしました。
当初は「BLUE FOR TOHOKU」という名称で、東日本大震災及びその後の原発事故で苦しんでいる福島県の児童養護施設を支援する活動を開始。児童養護施設の要望を聞き、緊急性が高い物品を送る支援活動と、思いっきり遊べるアクティヴィティの運営を中心に行っていました。そして、その活動の幅を広げるべく2018年に「BLUE FOR JAPAN」に改名しました。
FUMIKODAのクリエイティブディレクター幸田フミはNPOの創業メンバーで理事を務めています。
URL:https://blueforjapan.org