7つのスタイル・カテゴリーから読み解く、女性エグゼクティブにふさわしいプレゼンス:日野ニーナ氏 CLUB FUMIKODAイベントレポート

2019年3月15日、FUMIKODAショールームにて、企業の役員・管理職、専門職の女性を対象にした「NY流 ビジネス人生を大きく変えるパーソナルイメージ・マネジメント講座【PART2】」が開催されました。講師はニューヨークと東京を拠点に国際イメージコンサルタントとして活躍されている日野ニーナ江都子さんです。

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日野ニーナ江都子(以下、日野):本日はよろしくお願いいたします。私はふだんニューヨークに在住しておりまして、年に何回か東京に来てクライアントのフォローアップやコンサルティング、研修や講演などをしております。今回は私自身のリサーチも兼ねて質疑応答形式で進めたいと思います。というのも、お一人の方が持つ疑問は、きっと皆さんの疑問でもあると思うからです。

業種・役職・場面・目的によって異なる7つのスタイル・カテゴリー

質問者1:私は社会保険労務士として事務所の代表も務めています。社会保険労務士といえば私の名前でイメージをしてもらえるようにステップアップしていきたいと考えています。ただ、士業は業界的にファッション性があまりなく、無難に紺色や黒のスーツにインナーは白を着ておけばいいとなりがちです。お客様の反応を見ても「カッチリしている服装だから安心できるよね」と見られているようです。でもやはりトップを目指すには、それなりの風格やイメージも必要だと思いますし、私も開業をして12年の間は押さえたファッションを選んできたので、これからはもう少しおしゃれにしたいとも思います。

日野:今日いらっしゃっている方々の業種はさまざまだと思います。スタイルを一個人のものとだけ考えた時は、平たい言葉で言うと「お似合いになるもの」を選べば良いのですが、これがひとたび社会性を持った時、その人に似合っているだけでは役に立たなくなります。その方の役割や目的、社会的背景にも一致して、さらに他の人ではない”その人”を表現するという「ふさわしさ」が重要になり、いくつかの要素の組み合わせによってビジネスの場における適切なスタイルが成立します。

例えばこちらの図が示すように、人を特徴的な7つのタイプに分けたスタイル・カテゴリーがあります。

日野ニーナ氏 CLUB FUMIKODAイベント

これは通常、その人の「日常的な活動・行動」「職業・役職」「個性・性格」「外見的特徴」「好み・目的・目標」の各側面の傾向を探る100問弱の質問に回答していただき、その方の持っているイメージを360度から分析・解析します。その結果を基に、どのタイプの傾向をプレゼンスにおいて活用すれば、社会の中でのご自身をより適切に表現できるかを探ります。

まずはこの表の説明と、これを基にした、職業・役職を基準としつつ「エグゼクティブ・プレゼンスの表現として適切な「装い」にフォーカスして説明いたしますね。

上半分左から時計回りに、「スポーティー」。次が「トラディショナル」です。ジャケットやワンピースを見ていただいても分かるように、カチッと四角い感じがします。次にある「エレガント」は「トラディショナル」よりも、幾分か柔らかいシルエットになっています。ここでは代表的なものとして、カラーレス・ジャケットを入れてみました。「ロマンティック」になると、いきなりお仕事シーンから離れていく感じがしますよね。やわらかくて甘いふわふわとしたイメージです。その次にある「アリューリング」というのは色っぽい・セクシーという意味です。完全に日中の仕事向けではなく夜の集まりや遊びの場に適したスタイルです。「クリエイティブ」は、デザイン系の業界や新しい何かを作っていく業界の人であれば、着ていると見事に一致するスタイルになります。最後の「ドラマティック」は、最先端や時流やメディアにも関わり、人前に出ることもある尖ったビジネスに携わっている人には当てはまったりします。

そして大きな分類として、上半分の「クラシック」に対して下半分が時代やトレンドと連動した流動的なものを指す「ノンクラシック」。クラシックが世界共通の「社会的なスタイル」である一方で、ノンクラシックは変わった業種や特殊な仕事に携わる方でないとなかなか当てはまりづらいスタイルととらえていただけると解りやすいでしょう。ですから仕事の傾向や種類でご自分のスタイルを考えたり選ぶ際には、基本的には上段のクラシックのカテゴリー群の中から、「自分の職業が当てはまるのはこれかな。でも、自分の役職や立場的にはこのへんを強化するべきなのかな」と、ご自身の職種や仕事の傾向、場面や目的がどこに当てはまるのかを見ていくといいでしょう。

日野ニーナ氏 CLUB FUMIKODAイベント

これらのタイプを男性的と女性的、フォーマルとカジュアルのマトリックスにしてみるとこうなります。

これらを踏まえて考えますと、例えば社労士の方は、やはり信用が第一できちんした人であることが期待されるので「トラディショナル」に当てはまります。

さらに今日ここにいらしている方々は一定以上のポジションにいるため、人の上に立たなくてはならない立場の方々です。その場合、その隣の「エレガント」をさらに強調していく必要があります。クラス感があって、落ち着きがあり、皆を導いていくというプレゼンスを持たなくてはならないからです。

ですからカチッとした「トラディショナル」から「エレガント」に寄せていくことで、「あら、あの人どこか余裕がありそう」、「なんだかすてきじゃない?」という印象を持たれて、お客様の層も変わってくるかもしれません。少なくとも他者からの扱われ方は確実に変わります。

具体的に言うと、これまでネイビーやグレーのテーラードスーツを着ていらっしゃるのであれば、ベーシックトーンにやわらかさを加えます。例えば、普通のグレーだと制服のように見えてしまう所を、少しベージュっぽいグレーにする。つまり高級な服に見る色を選ぶようにするのです。高級ブランドの服は普通のカチッとしたトラディショナルなブランドの服にある色合いとは異なり、もう少しニュアンスがあります。また生地もとてもハイクオリティで、従来スーツなどでは使わない素材も使っています。形や色が一緒でも素材が違うことで発色や風合いが変わりますし、仕立ての良さで体のラインへのフィットがとても美しくなります。それだけで大きな差がつきます。

あるいは、色はそのままだけど、従来のきちんと感が前面に出るスーツのように四角四面な感じのテイラードカラーから、真面目すぎる堅苦しさを緩和させるように、少しやわらかい襟デザイン(ショールカラーなど)のものを選んでみるなど。そのように、まず1カ所2カ所と、徐々にグラデーションのようにして変えていくと、ご自身も周りからの見え方も違和感なく変化して、いつの間にかいい感じになっていきます。

スティーブ・ジョブズ流の装いが危険である本当の理由

質問者2: IBMのCEO、ジニー・ロメッティは、いつもボブヘアにカチューシャをされていてシックかつエレガントなスーツを着ているイメージがすぐに浮かびます。やはり仕事をしていく上で、そういうシグネチャールックみたいなものは必要なのでしょうか?


日野:実のところ「誰々といえば何々」みたいになるのは日常生活の中では結構厳しいです。一歩間違えると、おかしな人になってしまいますから。例えばスティーブ・ジョブズはIssei Miyakeの黒のタートルを着てリーバイス501のジーンズをはくのが定番のスタイルでした。彼について、私の友人のアメリカで会社経営をしている男性が言っていたのは「あれは天才だからいいけど、そうじゃない人がやったらただの変な人だよ」ということでした。本当にそうなのです。

“この人らしい”というのはもちろんあっていいですし、会社のトップとしてメディアに出るなど、人前に出て皆さんの記憶に残っていかなくてはならない人にとっては、自分のシグネチャーやステートメントを作ることはとても大事です。例えば男性の場合だと、「誰々さんといえば、いつも赤いネクタイだよね」「白いシャツは着ない人だよね」という個性で見られ記憶される。これはアリなのですが、やはりちょっと危険ですよね。なぜかと言うと、日常生活から離れて不自然さが前面に出てしまい、生身の人間っぽくなくなるからです。もし日常生活や携わっているビジネスの中で、何らか役割を持った人間として自分を出していくのであれば、「誰々さん」という全体的な統一感と安定感のある雰囲気を作ること。それこそがエグゼクティブとしての内面も現れたプレゼンスです。どこを切っても「赤いネクタイ」ではなく、どこを切っても「誰々さん」というプレゼンスを作りましょう。特定のアイテムなどを使いアイコン的なイメージを作るのは、上手に作りこまなければならず非常に難易度が高い上に、表面的すぎて軽薄さが際立つ結果にもつながる可能性があり危険なのです。

7つのスタイル・カテゴリーから読み解く、女性エグゼクティブに ふさわしいプレゼンス -校正 (1)-2

質問者3:私はITマーケティングの業種で、ベンチャーの時から急成長をした会社におり、女性で上の立場にいる人がすごく少ないため、会議に入ると私一人しかいない状態です。服装に関しては、IT企業で若い方も多いこともあり自由なのですが、私としてはそれなりの立場で仕事をしてエグゼクティブとも接するので、やはり憧れられるような存在に持っていきたいと思っています。カチッとするシーンもあれば普段はそんなにカチッとしなくてもいいシーンもあります。そうすると、余計に自分のスタイルをどう作っていけばいいのか分からなくなってしまうのでアドバイスをいただければと思います。

日野:ご自身で、「これを着ている時だと仕事の能率が一番上がるな」「これを着ている時が一番評価も高く、周りへの影響も良くてやりやすい」という服装はありますか?

質問者3:ジャンプスーツを着ていると、割とポジティブな気持ちになるので仕事が進みやすかったりします。それからワンピースを着ると、またちょっと違った気持ちで仕事が捗りそうなので、ワンピースにもチャレンジしたいと思っています。

日野:まずIT業界が該当するスタイルのカテゴリが、7つのうちの「スポーティー」です。ただ、今日お集まりの皆さんの共通項として、“エグゼクティブ” “人の上に立つ立場”の方々ですから、「エレガント」な部分をどこかに持っていただきたいと思っています。そうすることで、ご自身をよりモチベートできますし、皆さんの立場を周りに示すこともでき、リーダーシップもとれて、ご自分を律することにもつながります。

次に、置かれた環境との相性を考えましょう。少しカジュアル感があり、女性っぽさを必要以上に出す必要もない。むしろ変な出し方をしてしまうと、この図の下の方になって社会的なイメージから離れてしまいます。そうなると、お役目のある方ならなおさら「自由とはいってもちょっと違うよね」と周りから判断されてしまい、仕事がやりにくくなってしまいます。

ですから自分の日常的なお仕事などを快適にしやすい服装を考えると、パンツスタイルやジャンプスーツを基本として、シルエットを少しやわらかく女性らしいものにしたり、素材と仕立ての良いものを選ぶなど、質感やクオリティの部分で上質さ・クラスのある感じを表現していく方が良いですね。

というのも、ふだんワンピースを着ない方がワンピースを自然に着こなせるようになるまでには、何段階かの試行錯誤があるだろうと容易に想像できるからです。時には失敗もあるでしょう。もちろん新しいものにチャレンジをするのはいいことですが、いきなり変わることで周りがびっくりして、驚かれているのを見た自分も萎縮してしまうことがあります。仕事シーンではない何かの機会に少しずつ慣らしていくのが得策です。

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7つのスタイル・カテゴリーから読み解く、女性エグゼクティブに ふさわしいプレゼンス -校正 (1)-2

プレゼンスやアピアランスはノンバーバルではありますが、直接対面で出会った人たちに言語以上に多くの情報を伝えるという点で、重要なプレゼンテーションのひとつだと言えます。今の自分にふさわしいスタイルを見直すことで、携わっている業種・職種の性質やご自身の立場、仕事のあり方やその目的などを見直す良いきっかけになるはずです。

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✔ご自身の特徴的な印象の傾向と、魅力を強化するスタイル
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