営業パーソン必見!取引先とのリレーション構築のポイント

FUMIKODAは「すべてのビジネスシーンでウェルビーイングを提供する」をミッションに掲げ、幅広い情報発信を通じて働く皆様を応援しています。

今回は、企業支援やコンサルティングの業務に長年に亘り携わり、地方銀行をはじめとした4社の上場企業社外取締役を務めるなど、豊富な見識と経験をお持ちの野田万起子さん(Human Delight株式会社 代表取締役)に取引先とのリレーション構築において大切なこと、女性営業職としてよくあるお悩みの対処法を教えていただきました。

先日40センチあったロングヘアーをカットしてヘアドネーションをされたという野田さん。仕事に邁進するだけではなくウェルビーイング(幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態)を実践されています。

所作やマナーで
相手への敬意を示す

――取引先のキーマンとの関係構築のために野田さんが実践されていたポイントを教えてください。

ビジネスパーソンとして仕事におけるバリューを発揮するのはもちろんですが、初対面では所作やマナーで相手に好印象を持ってもらう事がまず必要です。

オンラインでの商談や打ち合わせが増え、相手への敬意を表現しにくい時代だからこそ、オンラインももちろんですが対面でお会いした際の所作やマナーで差がつきます。

基本的なところですが、まずは身だしなみを整えましょう。
どんなに忙しくても、しっかりとメイクをして靴を磨き、資料や名刺交換で目に入る指先のお手入れもしましょう。スカートのシワやストッキングが伝線しているなんてことが無いように。

バッグの置き方ひとつでも配慮が必要ですね。
冬場のコート等は「失礼します」とお声がけして椅子に置いても良いですがバッグは底が綺麗なものではないので椅子の左下に置くなどが基本的なマナーです。
身だしなみに気を使って相手に会いに行くことは、相手への敬意を示すことです。

言葉だけではない行動が
信頼を築く第一歩となる

――特に新規の取引先訪問で留意していたことはありますか?

新規のお取引先であれば特に、相手や会社や地域を自ら知り、良いポイントを積極的にお伝えすることで心を開いていただきやすくなります。

出張であれば訪問先の地域について良く知ること。自ら楽しんで地域の良いところを沢山見つけ、話題に出すと喜んでいただけます。地元のお酒を知るところからでも良いですね。

キーマンとなる方にだけではなく、相手の会社や社員の方にも敬意を示していることを伝えることも重要です。小さなことではありますが、お茶を出してくださる社員の方にも目を見て挨拶しお礼を伝えるなども徹底しましょう。
また、商談後には感謝の意を表すことが何よりも重要です。言葉だけではない感謝の行動が信頼を築く第一歩となります。

例えば、商談のお礼ハガキを出す事でサプライズを提供します。お礼のメールを当日中に送付することは多くの方が実践されていると思いますが、あえて自筆でハガキを送ります。

昭和世代の役職者の方に向けては特に有効ですし、手紙だと変な誤解を受ける可能性もあるので、あえて内容が他の方にも読めてしまうハガキにすることは相手への配慮でもあります。

内容はシンプルで構いません。商談のお礼と季節の挨拶、出張であればどこに立ち寄ったかなど簡単な話題を組み入れます。帰りの新幹線などで、当日のうちに出すのがポイントです。

メールで何でも済ませる昨今だからこそ、インパクトがあります。達筆な方なら尚更、先方に好印象となるでしょう。お礼のハガキは一例ですが、日常的にはやっていないことをあえて実施するのがポイントです。

女性だからこそ気をつけるべき点

――相手が男性の場合、特に相手に変な誤解を生まないように贈り物にも配慮が必要ですね?

お食事をご一緒した際や先方が昇進された際のプレゼント選びなども注意が必要です。
ネクタイなど身につけるものは奥様への配慮が足りないため、相手を困らせてしまいます。お茶やお菓子などご自宅や職場の皆様に◯◯さんから戴き物だとシェアをしていただきやすいものが好ましいでしょう。

久しぶりにお会いする方には手土産を持参することも欠かせません。お好きなものをリサーチしておいたり、男性にはお酒など喜んでいただきやすいですね。

――関係が深まると、男性の取引先からセクハラを受けたり、夜に食事に誘われたりして困るケースもあります。どのように対応されていますか

時代的にも少なくなっていますが、以前は女性部下からセクハラや飲み会の誘いへの対処法について相談を良く受けていました。
まず、隙を作らないように毅然と対処することが重要です。まごついた素振りをすると、押せば可能性があるかもしれないと思われてしまいます。

例えば、お食事や二次会を断る際の返答の仕方としては、「お客様と食事をご一緒させていただく際には会社に報告が必要なので会社に相談してからお返事させていただきます」などと会社のルールのせいにするのがおすすめです。
上司に断らないといけないことを伝えると、問題ない場合は上司を含めた会食の場となりますし、やましい場合は相手から引いていきます。
夜分に電話がかかってきた場合などは電話を取らなくても大丈夫です。夜20時以降にかかってくる電話は、仕事の用件ではないことも考えられます。
そうした方には、電話を朝一番にかけ直すことが有効です。同じような連絡は来なくなるでしょう。

取引先であれば、懇意にした方がビジネス上メリットがあるかもしれないという考えが頭をよぎるかもしれませんが曖昧な態度は禁物です。
きっぱりと対応することが重要です。「お気持ちだけありがとうございます!」とお伝えすれば角は立ちません。

野田さんのFUMIKODAバッグデビューは「ARIANNA」

フラップ付ショルダーバッグ「ARIANNA」のネーミングの由来は、女性実業家アリアナ・ハフィントンの名前です。より良い社会を創るために新しい価値を生み出しながら、母として、人間としての時間を大切に生きるアリアナ・ハフィントン。彼女のような素敵な女性たちにFUMIKODAのバッグを使っていただいて、ビジネスシーンでさらに輝いてもらえたらという願いが込められています。

長期的なパートナーシップを
築くことで成果に繋げる

――ありがとうございました。今回、教えていただいたポイントは「知っているけど徹底はできていなかった」ことも多いように感じました。最後に、皆さんにメッセージをお願いします。

細部への配慮やサプライズのあるコミュニケーションは信頼と感動を生み、短期的にはビジネスに繋がらなかったとしても、「この人といつか一緒に仕事をしたい」という思いを相手に持っていただけます。長期的なパートナーシップが結果として成果を生むでしょう。

今回は、誰でもすぐに実践できる方法を一例としてご紹介しました。
ぜひ皆さんが自分らしいスタイルで実践していただくことを心より願っています。

野田さん愛用の
FUMIKODAバッグ

今回インタビューにご協力いただいた野田さんは仕事やプライベートでFUMIKODAバッグを愛用いただいています。実際に使用されている「GENE」「ALEX」のおすすめポイントを3点教えていただきました。1.床に置いて自立する
足元においてもバッグが倒れないのでビジネスシーンに適しています。

2.懇親会にも持っていけるデザイン性
夜の予定に合わせてバッグを変えなくても良いので助かります。

3.ストラップの付け替えを楽しめる
ストラップのカラーを選んでオリジナルコーディネートを楽しめます。

GENE:ファスナー付縦型トートバッグ


ALEX:ファスナー付トートバッグ

野田万起子さん

静岡市生まれ 東京国際大学経済学部国際経済学科卒、米国オレゴン州TIUアメリカ校卒後、1993年株式会社ベンチャー・リンク入社(2001年東証一部上場)、2010年同社取締役に就任。2011年に同グループよりMBOにより独立、インクグロウ代表取締役社長就任。
現在は2010年に静岡に設立したHuman Delight株式会社の代表取締役を務める傍ら、上場企業数社の社外取締役として活動。
2020年で最も注目を浴びた「女性社長TOP5」にランクイン。
地方創生に係る活動は主に静岡に拠点をおきつつ活動中。総務省の「地域おこし協力隊ビジネスサポート事業」のアドバイザーを含め、様々なビジネスコンテストの審査委員を務める。

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