春目前、幸田フミの心の栄養補給。:FUMITALK


こんにちは、幸田フミです。

足早に過ぎゆく2月。
2月が短い理由は、古代ローマ時代は畑仕事を始める3月が1年の始まり月で、最後に日数を調整する月が2月だったからだそうです。

2000年前の古代ローマ人も、2月は忙しく走り回っていたのかもしれませんね。

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Q. 最近影響を受けた出来事はありましたか?

先日参加したビジネスカンファレンスMashing Up2018で、「hinadan」という日本のひなまつりをテーマにしたアプリを開発して世界中から注目を浴び、国連でスピーチをされた82歳の日本人プログラマー若宮正子さんが、ご自身の生き方について語っていらっしゃいました。

「人生の計画なんて立てなくていい。世の中は刻一刻と変わるんだから計画しても結局役にも立たないし、今興味をもっていることにただ取り組めばよい。いつも風見鶏で生きてきたし、これからの人生も同じ。そして今が一番楽しい。」

八十代を迎えてなお好きなことに夢中で取り組んでいらっしゃる若宮さんの、枠にとらわれない生き方にとても魅力を感じました。

変化の速い世の中で、理想の人生を目指して自分自身をチューニングし続けるよりも、今この瞬間を充実させてこそ納得のいく人生を歩めるのかもしれませんね。


Q. 最近刺激を受けた出来事は?

現代アーティストの会田誠が好きで、表参道で開催された会田誠展「GROUND NO PLAN」に行ってきました。彼のアートをこんなにじっくり観ることができたのは、5年前に森美術館で開催された展覧会「天才でごめんなさい」以来です。

相変わらず下品で、脱力しそうなほどくだらない。なのに作品から知性と美意識を感じてしまう自分は、もしかするとちょっと変わっているのかも…。
次のコレクションをデザインしているこの時期に、会田誠から影響を受けすぎたせいで大胆すぎるアイテムが出来上がってしまったらどうしよう。

と不安に陥りながらも、しっかり会場内を3周した上に、帰宅後は本棚に眠っていた会田誠の文才溢れるエッセイを取り出して読みふけっていました。


Q. 最近嬉しかった出来事は?

先日誕生日を迎えた際に、同い年の友人たちが「派手にお祝いしよう」と、80年代のディスコをコンセプトに女性だけのバースデーパーティーを企画してくれました。

昔のディスコ風の派手な衣装をまとった友人たちが、FUMIKODAのバッグを持って中目黒のショールームに集ってくれ、思い出に残る誕生日を迎えることができました。

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近所の目黒川沿いを歩いていると、時おり蕾がふくらみかけた桜の木に遭遇します。

心躍らせながら、その姿を接写しようと空に向かってカメラを近づけていると
「ああっ!」
うっかりiPhoneXを落っことしてしまいました…。

危機一髪のところで目黒川水没事件には至りませんでしたが、春を感じるとつい開放的な気分になってしまいますよね。
桜がほころぶまであと1ヶ月、手元に注意しながら蕾の定点観測を続けたいと思います。

FUMIKODA クリエイティブディレクター
幸田フミ