バイオマスレザー|循環型社会実現のために
地球環境への配慮が求められる今、「サステイナブルな選択」をもっと身近に感じてもらうために、FUMIKODAでは新しい取り組みをスタートしました。それが、国内で廃棄される竹やりんごの搾りかすなどのバイオマス素材を活用した「バイオマスレザー」です。
この革新的な素材は、循環型社会の実現に貢献するだけでなく、生産過程においてもCO2排出の削減に努めています。日本国内での素材調達から製造まで一貫して行われるため、輸送に伴う環境負荷も最小限に抑えられています。
バイオマスレザーの原材料
竹
日本中で問題となっている放置竹林。竹は繁殖力が非常に強く、他の植物の成長を妨げ、環境破壊に繋がることもあります。FUMIKODAは、この環境問題に着目し、徳島県の放置竹林から伐採された竹を原料として使用したバイオマスレザーを使ってものづくりをしています。成長が早く、持続可能な供給源となる竹を活用することで、廃棄物の再利用と環境保護を両立しています。
りんご
青森県の名産であるふじりんごジュースの製造過程で出る搾りかすも、バイオマスレザーの重要な原材料の一つです。通常は廃棄されるこの素材をアップサイクルすることで、廃棄物を減らし、同時にCO2排出量の削減にも取り組んでいます。製造工程においても、環境に配慮した機械を使用することで、さらなる環境負荷軽減を実現しています。
米
ライスレジンと呼ばれる技術を用いて、古米や破砕米など、本来は廃棄されるはずだった米をアップサイクルしています。この技術により、石油由来のプラスチックの使用を大幅に削減し、焼却時にもCO2の排出量を抑えることができます。FUMIKODAは、こうした技術を通じて、持続可能な素材の利用に積極的に取り組んでいます。
キノコ
長野県のキノコ栽培技術を活かして生産される新素材「KINOLI™」は、キノコの菌糸体から作られた100%バイオマス素材です。製造過程で出る副産物も、壁材やオブジェに活用できるため、廃棄物の再利用と環境負荷のさらなる削減が可能です。キノコ由来のバイオマスレザーは、未来の循環型社会を支える新たな可能性を示しています。
FUMIKODAのバイオマスレザーは、単なる素材ではなく、サステイナブルな社会を実現するための重要なステップです。これらの取り組みを通じて、自然との調和を大切にした循環型のものづくりを目指しています。
バイオマスレザーアイテム