ビジネス会食で心がけておきたい3つのポイント:仕事も人生も豊かにするワイン社交術vol.03

LIFE STYLE

本連載では、ワインライフを楽しむための知識を、初心者にも分かりやすく解説しております。第3回目は、レコール・デュ・ヴァン新宿校 主幹講師をされている瀬川あずささんからご寄稿いただきました。

上司からクライアントとの会食のセッティングを頼まれた際、「お客様はワイン好きだから」と言われたら、あなたはどんなことに気を遣いますか?

今や、おもてなしの席には欠かすことができない「ワイン」。だからこそ、食事やワインにまつわる基礎知識やマナーをマスターしておくことは、ビジネスシーンにおいても必要不可欠です。お店選びやワイン選び、さらにはサービススタッフやソムリエとの会話にいたるまで、スマートに進めていくことが求められます。これまでの記事においても、レストランシーンでの細やかなマナーについて触れられていますが、今回はビジネスで取引先を「おもてなし」する際に特に心がけたい、「3つの大切なポイント」をお伝えします。

1.用途に合った店選びを

ビジネス会食なのか、親しい友人との集まりなのか、記念日やお祝いの席なのか……どんな目的で利用するかによっても、セレクトするレストランは違ってきます。特にビジネス会食で取引先をおもてなしする場合、「相性の悪い店舗を選んでしまったことで、うまく仕事の話がまとまらなかった」ということにもなりかねません。料理やサービスのスタンス、店の雰囲気などが目的と合うかをしっかり考慮した店舗選びを心がけましょう。

第三者に聞かれてはいけない機密事項について話す可能性があるのであれば、個室がある店舗がベスト。あまり騒がしくなく、落ち着いて会話ができるような場所を選ぶようにしましょう。また先方の好みや苦手な料理を事前に確認しておくことも大切です。鮨屋を予約していたのに、相手は生ものが苦手だった、というようなことがあったら元も子もありません。

ワイン社交術 FUMIKODA

予約をする際は、日時、人数、ホストの連絡先はもちろん、料理の内容や価格を聞いておきましょう。予算が限られている場合は、事前にオーダーするコースを伝えておくとスマートです。飲みたいワインがあれば、その旨も告げておくと良いでしょう。特に決まっていない場合、ワインのおおよその予算を事前に伝えておけば、当日にソムリエが適切な価格帯の中で提案をしてくれるはずです。苦手食材やアレルギー食材についても、できるだけ予約の際に伝えるようにしてくださいね。

2.ワイン選びはスマートに

「レストランでのワイン選びが難しい」という方はたくさんいらっしゃるかもしれませんが、それはみな同じ。一人で迷うのではなく、気軽にその店のソムリエに相談してみましょう。ワインを美味しくいただくためには、料理とのマリアージュがとても大切。そのためには、お店の料理を熟知しているソムリエに、味わいたいワインとの相性をうかがうのが確実です。

ただし、ビジネス会食でワインをセレクトするためには、「ソムリエの提案」はもちろんのこと、「ゲストの好み」を加味することが必要です。ワインを選ぶときには相手の好みもしっかりうかがい、ソムリエに伝えるようにしましょう。ソムリエは、それぞれの条件を満たしたワインを何種類か教えてくれるので、そこでコミュニケーションを積極的に取りながら、ベストな1本を決めましょう。

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もし、相手にちょっとサプライズを与えたかったら、ヴィンテージを意識してみると喜ばれるかもしれません。相手の生まれ年や記念日をチェックしておき、そのヴィンテージのワインを選んでみるというのも粋なセレクト術です。王道ではありますが、「このワインと同い年!」と思うだけでゲストも嬉しいですし、気持ちが伝わります。ヴィンテージが古ければ古いほど、探すのに苦労し値段は張りますが、特別な席にはおすすめ。生まれ年でなくとも、会社の設立記念の年など、何かしら相手に縁のあるヴィンテージを選ぶことで、ワインに付加価値が生まれます。

3.「ソワニエ」を目指そう

レストランの料理人やサービスマンの間で使われている“ソワニエ”という言葉をご存知ですか? ソワニエ とは、フランス語で 『大切におもてなしするべき』 といった意味があり、レストランで言う 『最上級のお客様』 のこと。店舗にソワニエとして扱われることで、接待する相手にも安心感を与えることができ、より深い信頼関係を築くきっかけを作ることができるのです。

では、ソワニエを目指すには、何を心がければよいのでしょうか? 立ち居振る舞いの細かいルールは色々とありますが、もっとも大切なことは、「同席者やお店側のスタッフに対し思いやりある振る舞いを忘れない」ということです。周囲のお客様のことを気遣っていれば、周りのゲストに迷惑になるような大声でのおしゃべりに興じることもないでしょう。働いているスタッフを敬う気持ちがあれば、ちょっとした時に「ありがとう」という感謝の言葉が出るでしょう。シェフや生産者に対する感謝の気持ちがあれば、「ごちそうさま、美味しかったです」という御礼の言葉が自然と生まれるはずなのです。

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また、自分が気に入ったお店に出会ったら、ゲストをおもてなしする前に、何度か足を運んでみることも大切。思いやりと感謝の心があれば、初めての訪問でも十分なサービスを受けることができるはずですが、二度三度、訪れることで築かれる信頼関係もあります。お互いを知っているからこそ生まれる特別な時間もソワニエの醍醐味。良かったらぜひ、実践してみてくださいね。

 

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瀬川あずささんプロフィール
ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」新宿校 主幹講師。株式会社食レコ代表取締役。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、FBO認定日本酒唎酒師、ジャパン・サケ・アソシエーション認定 SAKE EXPERTJFAAC認定 フードアナリスト。『マンガで教養 やさしいワイン(朝日新聞出版)』監修。ウェブサイトを中心とした複数メディアにて、飲食店やライフスタイルに纏わる情報を発信。執筆の傍らワインイベントを主催するなど、「食」を通じた豊かな生活を提案するために活動中。

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  • 2018.03.15
  • Topic:
  • ワイン

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