漁網リサイクルバッグから海洋環境問題を考える:FUMIKODA SALONレポート
FUMIKODAはサステナビリティ推進の一環として、一般社団法人一般社団法人ALLIANCE FOR THE BLUEと共に「FUMIKODA SALON」を開催しました。
サロンには企業でサステナビリティの推進に携わる女性達をはじめ、ALLIANCE FOR THE BLUEの活動に関心を寄せている皆さまにご参加いただきました。
一般社団法人ALLIANCE FOR THE BLUEとは
ALLIANCE FOR THE BLUEは、海洋環境の保全と持続可能な社会の実現を目指し、企業や団体が協力して取り組むプラットフォームです。漁網のリサイクルや海洋プラスチックごみの削減や、海の生態系を守る活動など、多岐にわたるプロジェクトを推進しています。特に、企業と連携して実際にプロダクトを生み出し、消費者に環境問題の解決策を示す取り組みが特徴です。
イベントでは、漁網リサイクル素材を使用したFUMIKODAのバッグ「MEGAN」やポーチ「ELZA」を披露。海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた具体的なアプローチの一つとして注目を集めました。
またサロンでは、奄美大島の瀬戸内町の海底で熟成させたワイン「tlass」のテイスティングを実施。参加者は熟成前と熟成後のワインを飲み比べ、その違いを体験しました。また、奄美大島で藻場を育てる取り組みについても紹介され、海洋環境保全への関心を一層深める機会となりました。
海底熟成ワイン「tlass」について
tlassは、海中で熟成させることで独特の風味を生み出す海底熟成ワインです。水深約15メートルの海底に一定期間沈めることで、温度変化の少ない環境で熟成が進み、まろやかで深みのある味わいが生まれるとされています。海流や圧力がワインの熟成プロセスに影響を与え、陸上熟成とは異なる特性を持つ点が特徴です。
海洋プラスチックごみ問題は日本が抱える大きな環境課題の一つです。解決の必要性は多くの人が認識しているものの、具体的にどのように取り組むべきかについては明確でないケースが多いのが現状です。サロンを通じて、FUMIKODAのプロダクトのように形あるものとして紹介させていただくことで、消費者にも伝わりやすくなるという点に多くの共感をいただきました。
今後もFUMIKODAはサステナビリティに繋がる情報を発信し、できるだけ環境負荷の少ないライフスタイルを提案してまいります。