FUMIKODAとアクセサリー。:FUMITALK

こんにちは、幸田フミです。

2024年4月に開催された日米首脳会談で岸田文雄首相と裕子夫人がホワイトハウスに国賓として招待された際、ジル・バイデン米大統領夫人にFUMIKODAのアクセサリーが贈呈されました。

贈られたのは、富山県の伝統工芸「高岡銅器」を使用したターコイズブルーのネックレス、ピアス、バングルの3点セットです。このような重要な機会にFUMIKODA製品を選んでいただいたことをデザイナーとしてとても光栄に感じています。

ニュースでも広く報道されたため、多くのお問い合わせをいただきました。その中で、「FUMIKODAはバッグブランドなのに、なぜアクセサリーを作っているのですか?」というご質問があったのでお答えしたいと思います。

FUMIKODAは「すべての仕事シーンでウェルビーイングを提供する」というミッションを掲げているのですが、アクセサリーは必ずしもビジネスシーンで必要なアイテムではありません。

それにもかかわらずFUMIKODAがアクセサリーをプロデュースした理由は、児童養護施設の子どもたちのIT教育を支援するために、多くの方に賛同いただきながら資金を集めたかったからです。

2011年の東日本大震災をきっかけに有志と共に立ち上げたNPO法人「BLUE FOR JAPAN」は、虐待などの理由でやむなく児童養護施設に入所している子どもたちが社会人になるまでの教育や就労をサポートしています。

NPOの活動の一環として、子どもたちのITスキルを向上させるためのプロジェクトを立ち上げた際に、FUMIKODAとしても何かできることはないかと考え、アクセサリーをデザインし、その売上の一部をNPOに寄付することで、子どもたちがプログラミングを学んだりITキャンプに参加したりするための資金を集めることになりました。

FUMIKODAにとってアクセサリーは主力アイテムではありませんが、今でもアクセサリーを通じて支援活動を続けています。

今回、大統領夫人へのお土産にFUMIKODAのアクセサリーが選ばれた経緯は公表されていませんが、北陸地方の工芸品によって復興を支援するため、そしてFUMIKODAが続けてきた社会貢献への取り組みを評価していただいたと伺っています。

アクセサリーの製作にご協力いただいた富山県の伝統工芸士、折井宏司さん、そしてFUMIKODAをご支援くださっている皆様に心から感謝申し上げます。