バッグを制作している工房紹介 〜技術継承への想い〜

FUMIKODAは生地素材から縫製まで全てメイド・イン・ジャパンにこだわっています。
その理由のひとつは、日本が培ってきた職人技術を継承したいという想いです。

FUMIKODAのバッグがどのように工房で制作されているか、生産パートナーの1社であり縫製を依頼している株式会社荻原さんの制作現場をご紹介します。

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株式会社荻原は、バッグ製造に携わり60年の歴史を持つ会社です。
浅間山と八ヶ岳に囲まれる長野県佐久市に工房があり、8名の職人がミシンなどを使い手作業でバッグの部品製造、縫製を行っています。

明治から140年続く皇室御用達ハンドバッグブランド「傳濱野はんどばっぐ」のバッグ縫製や、海外有名ブランドのバッグなど、数々の最高品質且つ難しいデザインのバッグを手掛けてきました。

工房から臨む「浅間山」

工房では、バッグの生地の型取りから縫製まで全て手作業で行われています。
若手の職人は、現場での実務指導だけではなくバッグ協会の実技試験を受けながら技術を高めます。

作業ごとに役割分担され、工房内で数名の職人が連携して製品を仕上げています。

生地の裁断から縫製まで、全ての工程を工房内で完結できるよう機械が揃っています。

ここからは、技術の継承について、株式会社荻原の代表取締役であり熟練の職人である荻原さんにインタビューした内容をお届けします。

後世に技術や感性を伝えたい

戦後の職人は大変な修行を重ねてバッグ製造の技術を会得していきました。近年、この高い技術を再現するのはコスト・技術力の問題でとても難しくなっています。

例えば、このようなバッグは木型を使って作ります。ステッチが出ないようにするのにも高い技術を要し、ここまで出来る職人はもう居ないです。

再現しようと思えば、ひとつのバッグを作るのに3日から1週間かかるので当然ながらコストも高くなり、実現は容易ではありません。

それでも技術の火を消さないように、後世に技術やその源となる「人としての感性」までも伝えたいという想いで若手の職人の教育にも力を入れています。

心を込めてバッグを作る

作ったバッグを見れば、どういう性格の人かが分かります。人間だから気持ちに波があるけれど、それも全部製品に反映されてしまいます。

バッグの制作はそれほどまでに作り手の心の状態や気質が反映される、繊細な作業です。だから職人には、作るだけではなく常に勉強をして心を込めて作るよう指導しています。

心を揃えて仕事に取り組むため工房に貼られている標語

お客様に大切にしてもらえる
バッグを目指して

お客様が一目で「これは素晴らしい」と感じるようなバッグを作りたいです。そうなると、価格の問題ではなくお客様から選ばれます。

バッグの輪郭線が綺麗で、持ってみて使い勝手が良いもの。そういうものは結果として大事に長く使われて、愛着が沸きます。

私達が、これはちょっと修理が厳しいな、、と思うようなものも、お客様にとって大切で「修理して欲しい」と頼まれるようなバッグ。そういうものを作り続けたいです。

皇室に納めるバッグなど手掛けた数々の名品が並ぶショールーム

FUMIKODAとの新しいチャレンジ

FUMITEXは今まで扱った事がない素材ですが、長年本革を扱って高めてきた品質と同じレベルを目指しています。本革とFUMITEXでは生地の厚みや構造も違うので、強度を保ちながら縫製するには試行錯誤が必要です。

新しいチャレンジで困難も多いですが、プロとして任せられた以上の品質のものを提供したいという想いでFUMIKODAと切磋琢磨して常に改良し進歩したものを届けるべく取り組んでいます。

足りないところはお互いに本音で指摘し合って高め合い、良いバッグを作っていきたいです。

荻原さんの提案で、よりシャープな輪郭になった「BILLY」

FUMIKODAでは、「日本の職人の技術を継承したい」という想いを共にするパートナー企業と共にバッグを制作しています。

このような絆で繋がったものづくりが、製品のクオリティとしてお客様に届くことを信じて今後もパートナーと共にものづくりに取り組みます。

Campany Profile

株式会社荻原
長野県小諸市与良町3-9-8


BILLY:2wayリュック

ARIANNA:フラップ付ショルダーバッグ

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