姿勢が変わる。視線も変わる。“今の私”に合うランジェリーを探すべき理由とは?

FASHION

皆さんは、ブラジャーにこだわりがありますか? こまめに採寸をする人、デザイン重視で買う人、つけ心地重視で買う人、みんなそれぞれだと思います。しかし、たかがブラジャーと侮るなかれ。つけるものによって、体は確かに変わっていきますから。

ランジェリー専門店「Narico(ナリコ)」のオーナーであるナリコさんに、きちんと自分に合ったブラジャーをつける大切さと、選び方のコツを伺いました。

 

桜の季節には花見客で溢れる目黒川沿いにある、ランジェリーショップNarico。ちょっぴり海外気分も味わえる小粋な街角にお店を構えて8年、ここには文字通り日本中から、自分にぴったり合うブラジャーを求める女性たちが訪れます。

出迎えてくれたのはランジェリー一筋、自他共に認めるランジェリー好きであるオーナーのナリコさん。この道20年というキャリアを誇る、大ベテランです。

ランジェリーの大事さを知るタイミングがない。だから、私が伝える

成田 実佐さん(以下ナリコ):私は思春期くらいからランジェリーそのものが好きだったのですが、その時はサイズや形の大事さなどは何も知りませんでした。お客としてランジェリーショップに通っていたら声をかけてもらったのが、ランジェリーの世界に入ったきっかけです。販売のキャリアは20年超えたくらいで、独立して今年の春で8年、それまではランジェリーメーカーに勤めていました。今でも、自分がランジェリーショップをやっているのが信じられないくらいです。

 


ランジェリーをこよなく愛するナリコさん。売れた時は、嫁入りする娘を送り出すような気持ちになるほど。

 

ブラジャーの大事さは誰も教えてくれないし、誰に聞いたらいいかもわからないという方は多いと思います。だから、知らないまま大人になっていく。美しいランジェリーをつけるのは女性の特権なのに、それはもったいない!

私の仕事は、単にランジェリーを販売するというよりも、「自分に合ったブラの大事さを伝えたい」という思いが強いのかもしれません。

ブラジャー選びは、恋人を選ぶように

ナリコ:いまNaricoでは国内ブランドとインポートブランドを半々くらいで扱っていて、基本的にはパターン(型紙)重視でセレクトしています。お客様にもよくお伝えしますが、ブラジャーも人と同じで、みんなそれぞれ違います。ブラジャーごとに機能がついていて、合う合わないがあるんですよね。

「このお店のブラがすごく良いって聞いたんですけど、どれですか?」とご来店いただくこともあるのですが、聞いたブラジャーがそのお客様に合うかはわかりません。自分に合うものを見つけることが大事なので、当店ではまずそのお客様に合うブラジャー探しから入ります。ブラを買うことは通販でもできますが、それだと相性よりもデザイン重視で買いがちです。デザインも良ければ、それに越したことはないですが(笑)結局は相性が大事。ほら、恋人に求めることと同じでしょう?

ブラジャーはファンデーションとも言うように、バストを整えてくれるものなので、上手な付き合い方を伝えていきたい。デリケートな場所だから、見た目で選んじゃダメだよって(笑)

体に合ったブラジャーをきちんとつけていると、日々の生活にも良い影響が出てきます。仕事とかもやりやすくなりますし、極端な話、出世する人もいるくらい。だって今まで家に帰ったら、すぐに外したいと思うようなブラジャーをつけて働いていた人と、まるでつけていないように快適なブラジャーをつけて仕事をするのとでは、パフォーマンスに違いが出てくるのは当然ですよね。

毎日の継続が体のラインを変えていく

ナリコ:私が今皆さんに一番伝えたいことは、「スタメンを揃えてください」ということ。例えばフィッティングをして、感動するほどぴったり合うブラジャーに出会えたとしても、合うのが1セット(1本)だけでは、次の日には、またいつものブラに戻ってしまいます。つまり多くの皆さんは、ちゃんとしたブラジャーが足りていないのです。

きちんと合うブラジャーをつけている人は、バストラインが変わっていきます。今の体に合ったブラジャーは心地よく着けられるし「楽でキレイ」が継続されていきます。2軍、3軍を増やすのではなく、まずはぜひスタメンを揃えてください。

ある40代のお客様は、その年齢までBカップのブラジャーをつけていましたが、フィッティングをしてみると、実はDカップだったんです。その場で数セットご購入されたのですが、「楽すぎてブラが足りない」ってすぐに買い足しに来てくださいました。その方、実はいまEカップなんですけど、元々細い方なので、胸がないと自分で思い込んでいたんでしょうね。ダイエットと一緒で年齢には関係なく、やるか、やらないか。スタメンを揃える人はバストラインが定着するのが早く、3カ月、遅くて半年ほどでラインが変わる方が多いです。

ヌードになった状態で変化に気づく方もいらっしゃいますが、だんだんとブラジャーが合わせやすくなってくる方も多いですね。リピーターさんの場合、私自身のフィッティングもしやすくなるので、それを感じた時はお客様に「バストが変わってきたんじゃないですか?」と伝えることもよくあります。

また、普段どういうブラジャーをつけているかもポイントになってきます。カップ付きインナーを何年もつけている人に、ワイヤー入りのしっかりしたブラジャーを紹介しても、それだと苦しく感じるかもしれません。違和感があれば、それは長時間もつけていられないもの。ブラジャーは毎日十数時間つけているものなので、フィッティングの短時間ですら違和感を感じたら、無理をするべきではありません。

もちろん、ブラトップがダメだとも思いません。用途によって使い分けをして欲しいのです。体調が悪い時、バストが張っている時、旅行に行く時、お休みの日など、リラックスしたい時には、とても便利なアイテムです。

自分の体に合ったブラジャーをつけるメリットはこんなにも

ナリコ:合わないブラジャーをつけていたり、小さいサイズのブラジャーをつけていると、フィットしていないため、ずれやすくなります。ブラがずれると、ほとんどの方が「自分の胸が小さくなった」と思うんです。でもそれは多くの場合、肩紐が緩くなってブラが浮いてきたり、ブラジャー自体の寿命が来ていて体にフィットしなくなったことなどが原因です。ところが、大体の女性は、どんどん小さいサイズを選んでいってしまいます。

当店では、ご来店いただいたお客様のほとんどがフィッティングをしますが、2カップあがるのは日常茶飯事。実は当店には日本のABカップは置いていないほどなのです(それでも大体の人が大丈夫なんです)。

もう分かりますよね? みなさん、普段から横にバストを流してしまっているんです。小さいブラジャーをつけることは誰でもできますが、そうすると背中にお肉がついていくし、体も丸く猫背になってしまう。バストトップは下がってしまいますし、前かがみの姿勢になりがちです。

きちんと合ったブラジャーをつけるということは、

  • 姿勢が良くなる
  • 背中の肉がきちんと胸に入り、カップサイズが上がる
  • トップの位置が上がり、若く見える
  • 脇肉がなくなり、細く見える

こんなにメリットがあるんです! 体に合っているブラジャーをつければ、まるでつけていないような感覚で、心身ともに楽になるはずです。

胸が小さい人は大きく見せたいし、大きい人は小さく見せたいというお声はよく聞きます。バストがある人は、小さく見せたくてバストをつぶそうとして、特に小さめのブラジャーを選びがちです。大きく見えるのは嫌だ。ブラジャーがかわいくないから嫌だ。高いから嫌だ…。いろいろ理由があるんです。

でも、例えば自分の本当のサイズがFカップなら、Fをつけた方がキレイに見える、細く見える、小さく見える。想像もしていなかった現実が、そこにはあります。不思議ですよね。ぜひ、皆さま一日も早く、自分の正しいサイズのブラジャーを着けて毎日をハッピーに過ごしてください。きっとワクワクどきどきな未来が待っているはずです♡(笑)

ナリコさんプロフィール
京都出身。大手下着メーカーにて約12年勤務。店長の他には、海外での販売教育も担当。2010年4月に独立し、中目黒にてランジェリーのセレクトショップ「Narico」をオープン。

<店舗情報>

Narico:東京都目黒区青葉台1-13-9 1F/TEL&FAX 03-6416-3725


  • 2018.02.22
  • Topic:
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