日本の技術と美意識の継承。:FUMITALK

こんにちは、幸田フミです。

無駄がなく、機能性に優れたきちんとしたバッグを作りたい。FUMIKODAのプロダクトに日本の美意識を反映したい。
そんな思いで、ずっとメイド・イン・ジャパンのものづくりにこだわってきました。

けれども多くのものづくりの現場では高齢化が進み、これまで培われた技術や知識が伝承されずに途絶えてしまおうとしています。

そんな中、次世代に美意識を引き継ごうと懸命に取り組んでいらっしゃる工房があります。FUMIKODAの中でも特に技術力を要するコレクションを生産していただいている長野県の工房を訪ねました。

美しい浅間山の稜線を望む小平市の静かな街。株式会社荻原社長の荻原森茂さんは師匠の元で製鞄技術を習得したあと、60年ほど前にこの街で工房を開業されました。
これまで数々の高級ブランドバッグを手掛けられ、シンプルながら手の込んだ作りのハンドバッグは皇族の方も愛用されているそうです。

「ひと目見て、美しいと感じてもらえるバッグを作りたい。後世には技術だけでなく、感性をも受け継いでもらいたい。」

そう語る荻原社長のもとで、熟練の先輩達に混じって二十代の職人がミシンに向かっていました。

荻原さんをご紹介いただいたのは、四代続く老舗のバッグブランド「傳濱野」の濱野有社長です。
IT業界からものづくりの世界に飛び込んだひよっ子の私に、これまで様々なアドバイスをしていただいている製鞄業界の大先輩です。

その濱野社長が信頼を寄せる荻野社長の鞄づくりに対する思いは熱く、バッグの表からは見えない副資材の工夫や隠しステッチの入れ方など、細部に至るまで深いこだわりを感じます。

そんな細やかなこだわりや伝統技術を継承していくためには若手職人の育成はもちろんのこと、製品を多くの人に使ってもらえるようにその良さを伝えていくことや、時代のニーズやライフスタイルに合わせてデザインをアップデートしていくことも欠かせません。

お客様のニーズを汲み取り、商品を企画するのは私たちブランドの使命です。職人が培ってきた技術を受け継ぎ、日本の美意識が凝縮された使いやすい製品を提供していくことはFUMIKODAの大きな役割のひとつです。
今後も工房との連携を強化し、メイド・イン・ジャパンのバッグを多くの方々にお使いいただく機会を提供していきたいとあらためて思いました。

中目黒のショップやポップアップなどに立ち寄られる機会がありましたら、ぜひ日本の職人が手掛けたバッグをご覧いただけると嬉しいです。