幸田フミとパープルカラー:FUMITALK

こんにちは、幸田フミです。

世界中のデザイナーが愛用する色見本帳「PANTONE(パントーン)」が毎年発表している「今年の色」。2018年のトレンドカラーはUltra Violet(ウルトラヴァイオレット)、スミレを連想させるきれいなパープル色でした。

パープルといえば、FUMIKODAがこだわりをもってバッグの裏地として使っているカラーです。今年はFUMIKODAと相性の良い1年になりそうです。

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Q. どうしてバッグの裏地にパープルを使っているのですか?

深めのパープルカラーは、女性の中でも成熟した大人の女性にだけ似合う色です。

FUMIKODAのバッグは仕事用のツールとしてプロデュースしているため、ビジネスシーンにしっくり馴染むようにどれもベーシックなデザインに仕上げました。
そんなお仕事バッグから書類やパソコンを取り出す度にチラ見えするパープルは、ビジネスシーンで滅多に目にすることがない意外な色です。非日常的であり魅惑的なディープパープルが、目立たない場所でちょっとした所作によってさり気なく見え隠れする。そんなところに大人の女性ならではの遊び心とエレガンスを感じてもらえるのではないかと思っています。

ちなみにバッグに限らずFUMIKODAの名刺ケースやメガネケースなどの小物にも、裏地にパープルカラーを採用しました。


Q.パープルは好き嫌いがある色だと思うのですが?

バッグが完成し、ファッション業界の方々にお披露目をしてご意見をいただいた時には、パープルの裏地に対して賛否両論でした。好き嫌いされやすいこの色に抵抗を感じる女性が多いのではないか、と心配していただいたのです。

なるほど。確かに、せっかく考え抜いて生み出したバッグなのに、裏地のせいで使ってもらえないだなんて残念すぎます。
しかし、ギリギリまで悩んだ末、「スマートラグジュアリーなキャリア女性は、きっとパープルが似合うに違いない。」という最初のインスピレーションを信じることにしました。
そして、世界中のキャリア女性に、このパープルの裏地を採用したFUMIKODAを選んでもらえるようなブランドにしたいという想いを込めて、世に送り出したのです。

そして発売後、初めてFUMIKODAのバッグを目にし、パープルに少し不安げだったお客様もいらっしゃいましたが、バッグを持って鏡の前に立ってみるとしっくり似合っていらっしゃったので安心されたご様子でした。

お客様に「裏地のこのパープルがいいのよね」とおっしゃっていただく度にホッと胸をなでおろしています。今ではこのパープルがFUMIKODAのアイデンティティのひとつとなりました。



Q. 2018年はどんな年になると思いますか?

ウェブコンサルタントとして毎年書き留めている所感は、こちらのFUMIKODA JOURNALに「幸田フミの2018年気になるITトレンド:AIによる影響」としてまとめました。AI元年といわれた2017年よりもさらに家庭や職場に人工知能が普及し、私たちの生活は近い将来一変しそうです。

FUMIKODAのクリエイティブディレクターとしては、渋谷、新宿、日本橋の百貨店で初めての常設販売をさせていただくことになり、昨年よりも慌ただしくなりそうです。応援してくださっている皆さまの期待を裏切ることのないよう、やるべきことを粛々とやり通さねばとチーム一同気合を入れているところです。

そして私自身は、アニマルフリーでありMade in Japanのお仕事バッグを海外の人たちにもっともっと知っていただきたいという思いが益々高まってまいりました。2018年の新しい試みは、海外展開を見据えて始動することになりそうです。

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「FIGARO JAPAN」や「VERY web」で人気の占いエディター、青木良文さんに中目黒のショールームにお越しいただきました。今年のキーワードは「目」だそうで、メイクも目元をポイントにすると良いのだそうです。

そのお話しの中で特に印象的だったのは、「2018年は、見て見ぬふりをしないこと」というアドバイスでした。
ふだん占いをまったく気にしない私ですが、すべてを包み込んでくれそうな青木さんのあたたかくおおらかな雰囲気にすっかり飲み込まれ、それ以来「見て見ぬふりをしないこと」を忠実に守るべく、玄関に落ちている小さな糸くずをすかさず拾ったり、切符売り場で立ち往生している外国人ファミリーの助けになろうとしたり、すっかり「いい人」になりつつあります。

我ながら単純な性格だと感心するばかりですが、占いでなくとも「見て見ぬふり」は改めなければならない習慣ですよね。
これを機に心を新たにできたのはとてもラッキーでした。

ちなみに今年のラッキーカラーは「ゴールド」ということで、青木さんにはFUMIKODAの名刺ケース「EVA」のゴールドカラーをご愛用いただいています(裏地はもちろんパープルです)。

2018年、FUMIKODAとご縁をいただいたみなさまも、幸多き一年となりますように。


FUMIKODA クリエイティブディレクター
幸田フミ