身体を包み込む曲線美「サポートサーフェス」のワンピース:スタイリスト河井真奈が提案するアップグレードファッションvol.07

FASHION

私と「サポートサーフェス」との出会いは10年ほど前。

当時、海外ブランドが私のワードローブの主流でしたが、突然衝撃が走るほど好きになったワンピースがあり、ブランドも意識せず購入。それは、ベーシックな色使いに適度な甘さのドレープやギャザーが美しく、軽やかな素材でありながらしっかりと仕立てられた大人の女心をくすぐるワンピースでした。

そのワンピースを着ている日は必ず、「素敵ですね。どちらのですか?」と尋ねられましたが、まだ出会ったばかりの「サポートサーフェス」は、私の周りでは馴染みのないブランドでした。

それから何年か経ち、文藝春秋からの依頼で『絶対美人アイテム100』という単行本を書くことになった私は、サポートサーフェスをぜひ紹介したいと思い、デザイナーの研壁宣男(すりかべのりお)さんに会いに出かけました。

研壁さんは若くしてイタリアに渡り、ロメオ・ジリなど有名ブランドのデザイナーを務めた後、日本で「サポートサーフェス」を立ち上げました。彼の信念は「服は着用して初めて価値を持つ」。デザインの外見的な美しさを追求するのではなく、袖を通すことによって品質のよさを感じることができ、また服を着た女性の表情や立ち姿、振る舞いをより美しく演出させる服作りを大切にしています。

平面のデザイン画から服を作るのではなく、ボディにまとわせた布に向き合いながら、デザインを追求し、ほとんどが立体裁断から行います。そして、機能性と着心地、着る女性を主体に考え、個性が映えるようバランスをとっています。しわ感、ドレープ感、整形されていないところに出る布の色気のようなものは他の人には真似のできない東洋的部分と西洋的な部分をミックスした服作りなのです。

私のサポートサーフェスのワンピースコレクションの多くは、ワーキングシーンで活躍します。それは軽やかで、しわになりにくく不思議と体型カバーをしてくれて女性であることを忘れないカッティングがついヘビロテになってしまう要因です。

ワーキングウーマンにとってワンピースは、機能的でなくてはなりません。ジャケットにも合わせられるベーシックさが求められます。ただ、あまりにシンプルで印象のない物というのも、ビジネスシーンにはいかがなものでしょう。

服選びはビジネスにおいて重要な役割があり、セレクト次第で着る人の品格まで大きく左右されることも否めません。シーンにあった着こなしで周りの人に印象づけるスタイルこそが、ビジネスで役立つのです。

ワンピースは、女性だけのアイテムです。これをいかに女性としての美しさを強調しつつ、知的でポジティブなビジネスシーンに活かしていくかは、着る人次第です。ぜひ、身体を包み込む曲線美を「サポートサーフェス」のクリエーションで感じていただきたいと思います。きっと今まで経験した事のない自分に出逢えるはずです。

サポートサーフェス ワンピース FUMIKODA

フロントはシンプルで、バックにドレープがあしらわれたワンピース

 

サポートサーフェス ワンピース FUMIKODA

ドレープが優雅なネイビーのワンピース

 

サポートサーフェス ワンピース FUMIKODA

袖にスリットのあるシャツワンピース。バックはトレンチ風

 

ワンピース(ネイビー、前はシンプル)、ワンピース(ネイビー)、ワンピース(ブラック、袖にスリット)/すべてサポートサーフェス

お問い合わせ:サポートサーフェス 03-5778-0017

撮影/松谷靖之、スタイリスト/河井真奈

 


河井真奈

スタイリスト 河井 真奈(かわい・まな)


青山学院女子短期大学卒業後、映画会社に入社の後、フリーランスのスタイリストとなる。1991年、ビジネス・コンサルタントの夫と共に株式会社インターラクトを設立。同社取締役に就任。90年代は『Oggi』、『Domani』、『FRau』等、20~30代のOL向け女性誌の創刊に携わる。『25ans』、『ミス家庭画報』、『マリ・クレール』他11誌のレギュラーを持ち、日本で一番多忙なスタイリストと称される。2000年代以降は、『Grazia』を中心に『家庭画報』『婦人画報』『CREA Traveller』等、大人のラグジュアリー層向けの仕事に専念。百貨店やセレクトショップの顧客向けアドバイザー、ファッショングッズの商品デザイン、トークショー、女優のスタイリングなど様々な分野で活動する。2016年8月、ギフトに特化したサイト「futo」をローンチ。2017年よりジュピターショップチャンネル内にてMana Kawaiブランドの商品を販売。 仕事をする上でのポリシーは「その時代に必要なものは何か?」「その時代が求めているものは何か?」を考えること。 一般の人でもわかりやすいようにトレンドを噛み砕いて紹介できるように心がけ、直に今の気分を伝えられる仕事が中心になっている。著書は『絶対 美人アイテム100』(文藝春秋/2011年)、『服を整理すれば、部屋の8割は片付く』(立東舎/2016年)

公式ブログ:スタイリスト河井真奈のお気に入り
Instagram:kawaimana78
futo – ふと思う人へ。ギフトの贈り方が見つかるwebサイト


  • 2018.01.09
  • Topic:

  • JOURNEY to FUMIKODA WORLD

    EXPERIENCE of FUMIKODA WORLD