児童養護施設の女児支援:チャリティーオークション開催にむけてのミートアップ

昨年9月に丸の内ハウスで、児童養護施設の女児を支援するためのチャリティーオークション「SMART WOMAN BACKUP PROGRAM」を開催しました。「NPO BLUE FOR JAPAN」と「FUMIKODA」が主催したこのイベントでは総額120万円以上の寄付金が集まり、今年の春休みに女児11名を含む13名の児童養護施設の子どもたちが、東京と大阪の大学のキャンパスで実施されたITキャンプに参加することができました。

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こんにちは、FUMIKODAの白井愛奈です。昨年学生としてチャリティーオークションの受付をお手伝いしたことがきかっけでFUMIKODAに入社し、この春実施されたITキャンプの取材も担当いたしました。今年開催する2回目のチャリティーオークションでは実行委員長を務めさせていただきます。

手ごたえを感じた初めてのITキャンプ

児童養護施設に入所する児童の多くは就労問題を抱えています。好条件の就職先が見つかりづらいだけでなく、施設を出所したあとの子どもたちは万一職を失った場合に頼りにできる大人もいません。

「子どもたちが将来就職に役立つスキルを身につけるには、どうすればいいのだろうか。」

震災をきかっけにはじめた児童養護施設の支援活動を通して、児童たちの就労問題と真剣に向き合うことになったNPO BLUE FOR JAPANのメンバーたち。様々な意見を交換した結果、「いま社会に必要とされているITスキルを磨くことができれば、児童たちはもっと好条件の仕事に就くことができるに違いない。」と、児童たちがITキャンプに参加できるようにチャリティーオークションを開催して資金を集めるに至ったそうです。

そしてついに迎えた春休みのITキャンプ。5日間のプログラムに参加してスマホゲームやアプリ制作に初挑戦した児童たち全員が、「もっとプログラミングを勉強したい」と目を輝かせていました。

これからも少しでも多くの子どもたちがITキャンプに参加してパソコンスキルを身につけることができるように、2回目のチャリティーオークションを開催することが決定しました。そして先日、NPO BLUE FOR JAPANのメンバーほか、有志の皆さまにお集まりいただき、児童養護施設の支援につながる施策について熱い議論を交わしていただきました。

FUMIKODA 児童養護施設支援 ミートアップ チャリティーオークション

ミートアップではFUMIKODAの代表 幸田フミが司会進行役を務めました

チャリティーオークションを通じて私たちができる支援

この日ミートアップの参加者全員で交わした議論は、ひとりでも多くの児童養護施設の子どもたち、特に女児を支援するために、チャリティーオークションを通じて実現できる施策についてです。

FUMIKODA 児童養護施設支援 ミートアップ チャリティーオークション

最初に掲げたのは次の3つの施策でした。

1.ひとりでも多くチャリティーオークションに「集客」して、寄付を集める
2.児童養護施設の就労問題の「認知」をチャリティーオークションを通じて拡大する
3.支援活動を広めるために企業に「協賛」してもらう

それぞれの施策を成功させるためにやるべきことを、チームに分かれて議論していただき、具体的なご意見をいただくことができました。
各チームが発表してくださった内容は次のとおりです。


1.ひとりでも多くチャリティーオークションに「集客」して、寄付を集める

FacebookやInstagramなどソーシャルメディアを活用するだけなく、問題をより身近に感じてもらえるようにイメージ動画を作成してストーリーを伝えれば、より多くの方の共感を呼び、会場に足を運んでもらえるのではないでしょうか。

また、人々がモノではなく体験に価値を感じる今の時代には、来場者が「傍観者」ではなく「当事者」になることも大切です。たとえばオークションへの参加費が3,000円であれば、3,500円に設定しておき、500円が寄付金として支援に充てられることがわかれば、すべての来場者が参加者=当事者になるのではないか、とも。

友達を誘って大勢で参加すればラッフルチケットや独自通貨がもらえるなど、ユニークなインセンティブについてのアイデアもあがりました。

FUMIKODA 児童養護施設支援 ミートアップ チャリティーオークション

2.児童養護施設の就労問題の「認知」をチャリティーオークションを通じて拡大する

個人情報の問題があり、施設の子どもたちをメディアに露出させるわけにはいきません。そのため、具体的な物語として共感を得ることが難しい状況にあります。けれども施設の実情を知ってもらえるためのイメージ画像や動画などをホームページなどで紹介すれば、支援活動を認知してもらえるきっかけになりそうです。

これまでは支援活動について積極的に発信してきませんでした。認知拡大のためには、これまで主催したイベントの様子やその協力者たちについて紹介したり、ITキャンプの子どもたちの様子を具体的にまとめたりしてプレスリリースを配信することも必要そうです。

目黒区で起きた虐待事件はまだ人々の記憶に新しく、時事問題として児童養護施設の存在に関心が高まっていると思われます。支援活動はニュース性が高いと判断される可能性があるので、雑誌のみならず、新聞社にも取材依頼を申し入れてもいいのではないか。という意見が交わされました。

FUMIKODA 児童養護施設支援 ミートアップ チャリティーオークション

3.支援活動を広めるために企業に「協賛」してもらう

まずは児童養護施設の問題や支援活動について理解のある企業にアプローチするため、各メンバーの人脈から地道に協賛を依頼し始めるのが良さそうです。企業に賛同、協賛してもらう為には支援活動の認知度アップは必須と思われます。認知度が上がれば、知り合いベースでなくても依頼が可能になるので注力したいところです。

また協賛とは別に、定期的に寄付金が入る仕組みづくりをすることも検討すべきです。こちらについては他の団体の取り組みを勉強させてもらおう。という意見があがりました。

支援活動をもっと広めるために

震災のあと、団体が「NPO BLUE FOR TOHOKU」として児童養護施設の支援を始めてから7年。支援の場を全国に広げ、NPOの名称を「BLUE FOR JAPAN」に改称してから2年が経ちました。
創立メンバーのひとりである幸田フミが代表を務めるFUMIKODAも、一企業として支援に関わって参りましたが、活動に共感し、共に活動してくださる仲間が少しずつ増えていることを私も嬉しく思っています。

FUMIKODAはこの夏から、売上の一部を児童のITキャンプ参加費用に充てるための寄付プロジェクトを開始しました。対象になるのはFUMIKODA初のアクセサリーアイテムです。
日本の工芸技術を使用したMade in Japanのアクセサリーを女性が身につけてくださることで、少しでも子どもたちの支援に、そして活動の認知に繋がっていくと嬉しいです。

そしてFUMIKODAのオフィシャルイベントでいつも協賛いただいているシャンパーニュ「Duval-Leroy(デュヴァル・ルロア)」が、今回のミートアップにもご協力くださいました。Duval-Leroyは女性が当主の珍しいシャンパーニュメゾンで、ディストリビューターのアイコニック・ワイン社も私たちの活動を支援してくださっています。

FUMIKODA duval-Leroy デュヴァル・ルロア

花のような香りがエレガントな女性の雰囲気を思わせる「Cuvée Fleur de Champagne Premier Cru」

様々な施策によって支援活動が広く知られるようになり、行政や大企業が問題解決のために大きく舵を切ってくれれば、児童養護施設の就労問題は解決できるはずです。日本の宝である子どもたちがひとりでも多く社会で活躍できるように、活動にご協力いただけるとありがたいです。

チャリティーオークションの開催は2018年11月末を予定しています。今回も歌手の一青窈さんや女優のとよた真帆さん、そしてスプツニ子さんなどの著名人にご協力いただけることになりました。
ボランティアとしてチームにご参加いただける方や協賛してくださる企業を募集しておりますので、ご興味のある方は是非こちらからお問い合わせください。


児童養護施設の就労支援に繋げられるようチャリティーオークションを成功させたいと思っておりますので、これからもご協力のほどよろしくお願いいたします。